7/15 練習会 #5

7月15日(土) は、本拠地(?)に戻って「中央公民館」での練習会を楽しみました。私は用あって、少し遅れて会場入り。公民館の階段を上り始めると、「おっ!練習している」。かすかに漏れるリコーダーの音色に気づきました。特段に防音設備の無い部屋なので、音漏れは必至。でも許容範囲でしょう。

[練習曲]
・基礎練「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」
・[New]パヴァーヌ「苦い後悔」「戦い」/ ティールマン・スザート(1500年頃-1562年頃, ドイツ)
・[New]きれいなフィリスが / ジョン・ファーマー(1570年頃-1601年頃, イギリス)
・The Strenuous Life / スコット・ジョプリン(1868-1917, アメリカ)
・At The Circus / ジェームズ・ダンカン・キャリイ(1927-2011, イングランド)
・A Song for Japan / スティーブン・フェルヘルスト(1981- , ベルギー)

今回は、事前に担当パートを割り振って練習に望みました。新曲は、音、指使いの確認も含め、各パート2名を割り振って、全員で吹きました。これはこれで、自分の間違いに早く気づけるので効率が良いですね。まずは、バスパートを担当して、ヘ音記号の譜面を読んで、次にアルトに持ち替えると、3度上を吹いてしまいます。そして、ソプラノになると… 初めの音から外したりして、訳が分からなくなります。これはこれで、笑ってやってくださいませ。

基礎練として「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」を使って、主要3和音、終止形の練習を始めましたが、突き詰めると、その難しさをひしひしと感じます。各パート複数名で行うと、まず、パート管の音合わせ、そして、和音を綺麗に響かせるための音合わせ。吹き初めは、音の探り合いで定まりません。でも、一度合うと、自分の吹いている音が溶け込んで、吹いてないような感覚を覚えます。これが、「ハマっている!」って感覚なんでしょうね。吹き初めから「バシッ!」と合うよになるには、お互いの気心が知れるまで、何度も合わせの練習が必要でしょう。最低限、音を一定に保てるよう吹く練習は必要かと思いました。

スコット・ジョップリンの The Strenuous Life(訳:奮闘努力の生涯)波瀾万丈の人生!(かな)。1902年に作られた曲です。“The Strenuous Life”を検索してみたら、米国26代大統領だったルーズベルトが 1899年4月10日、シカゴでの演説のタイトルになっているようです。この演説に感銘を受けて作曲したものでしょうか。さらに探索が必要ですね。

曲が作曲された背景、歌詞があれば、歌詞の意味を理解することが、曲の理解に繋がります。演奏する側は、同じイメージをもって演奏すれば、フレーズの表現が合ってきますよね。聴く側に対しては、以外と、背景を話してから、演奏すると「そんな風に聞こえる」って答える人が多くなるような気がします。音楽はひとそれぞれの感性で聞く物だから、変に意識付けしない方が良い、っていう意見も聞こえてきそうですが、時には(演奏会や発表会などでは)、演奏前にネタばらしをして、聴く側にも準備してもらって、演奏する側と聴く側が同じイメージを持つってことも必要でしょうね。

7/1 練習会 #4

7月1日(土) は、初めて、ウェスタ川越の中にある「南公民館」で練習を楽しみました。会場を探して、少し迷った方もいたようですが、7名のメンバーが集まりました。川越駅から徒歩5分という立地は、電車で来られる方には、やはり便利ですよね。部屋も綺麗だったし、広いしなかなか良いですね。でも利用料金は他の公民館と比べると少し高いのですが…

アンサンブルとして、綺麗に響くようにと、基礎練として「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」を少しずつ練習をし始めています。綺麗な和音を響かせるには、それぞれ、リコーダーの個性、吹き方の個性があるので、「壺にはまる」ところを、早く見つけられたと思います。綺麗に響いた時は、気分が良いですね。

[練習曲]
・基礎練「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」
・今こそ別れ / ジョン・ダウランド(1563-1626, イングランド)
・5つの舞曲 / ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621, ドイツ)
・[New]The Strenuous Life / スコット・ジョプリン
(1868-1917, アメリカ)
・[New]At The Circus / ジェームズ・ダンカン・キャリイ
(1927-2011, イングランド)
・火曜日の朝に / 斎藤恒芳(1965- , 日本)
・[New]A Song for Japan / スティーブン・フェルヘルスト
(1981- , ベルギー)

今回は、新曲を3つ加えました。約4時間の練習時間では、当面この程度の量でちょうど良いように感じました。基礎連、大事なのですが、適度に切り上げて次にいきましょう。「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」では、主要三和音と和声の練習に取り組みました。基本的な3和音でも、合うと心地良いですね。こういう地道な練習も必要です。和音を作るという意識をもつと、終止形(カデンツ)の練習でも結構発見はあります。サブドミナントの和音が一発で決まらない、などなど… 練習のはじめには、ウォーミングアップを兼ねて、続けていきましょう。

== 今日のレコーディング ==
◆ At The Circus / ジェームズ・ダンカン・キャリイ

ほぼ、初見でしたが、初めからから最後まで、通しで演奏したものを録音しました。聴き直してみて、良いところやつまずいたところなど、演奏していたときには気づかなかったことがよく分かります。「演奏」 -「 聴いて反省」 -「 また演奏」 の繰り返しは、良い勉強になります。「次はここを注意して吹いてみよう」とか、「やっぱり、ここ苦手なんだよな」とか、それぞれのメンバーがいろいろと感じるところ、あったのではないでしょうか。次はもっと良い演奏をと意欲がわきます。また、先生と呼ばれる指導者がいない状態ですので、メンバー同士で気づきを話し合うことも大事でしょうね。

急がず、マイペースでやりましょう。